ふたりはひとりにまさる 伝道の書
「伝道の書」も、旧約聖書』の中の、伝道者の言葉を集めた十二章から成る部分。一人とその一人一人が支え合う全体、共に歩む者との関わりを、この短い言葉は語る。 ふたりはひとりにまさる。彼等はその労苦によつて良いむくいを得るからである。すなわち彼等が倒れる時には、そのひとりがその友を肋け起こす。しかしひとりであって、その倒れた時、これを助け起こす者のない者はわざわいである。