そは患難は忍耐を生じ 忍耐は練達を生じ 練達は希望を生ずると知ればなり ロマ書
『新約聖書』の中の、使徒パウロかローマの信徒にあてた手紙の一節で、信仰への確信を教える。バウロはそこで神の栄光を望み、そのために自分を襲うに違いない災いへの喜びを語る。 なぜならそこで受けた苦しみが、忍耐の意味を教え、忍耐はいっそそう濃(こま)やかな日常を作り、そこからこそ本当の希望が生まれるのだから。そしてこう続ける。「希望は恥を来らせず……神の愛、われらのこころに注げばなり。」